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生成AIと作るデザイン

生成AIと作るデザイン

こんにちは、YAOデザイン、デザイナーのSです。皆様はAIを使っておりますでしょうか?私は手放せないレベルでお世話になっておりまして、もはや相棒といっても良いくらいです。

前回に引き続いて今回も2026年最新のAI機能を活用して、架空の製品をデザインしていきたいと思います!
今回の大まかな流れは以下のとおりです。

1.AIと一緒に架空の企画を考える
2.画像生成AIで画像を生成する
3.3Dソフトでリアルな製品にする

以上となります。

現在私がメインに使っているAIはGoogle GeminiやChatGPT、あとはAdobeの画像生成AIであるFireflyです。

Geminiなどでデザインの要件を整理したり、マーケティングのペルソナを作るなど、AI相手に壁打ちをしてデザインの土台となるプランを立て、デザイン作業では仮の素材として使用する画像をFireflyで生成するという使い方をしております。

※壁打ちの際には機密情報の取り扱いに十分注意し、オプトアウト設定を有効にして、具体的な事柄は入力しないなどの対策を講じています。

他のAIでも画像の生成はできるのですが、Fireflyは権利関係が比較的クリアということで画像の生成にはFireflyを使用することが多いです。

1.架空の企画を考える

まずは今回の企画に合わせて、架空の製品をChatGPTと一緒に考えていきます。

「犬が食べていたら面白いおやつを考えてください。(ペットケア用品とお菓子が好きなので)」

【ChatGPT】
「え、なんでそれ食べてるの?」っていう“違和感の面白さ”は、
人間っぽさ+ちょっとズレたチョイスで作るのがコツです。いくつかタイプ別に出します。
・箸で寿司を食べる
・ピザを三角に持って食べる
・ドーナツを丁寧に一口ずつ
「行動まで人間」だと一気に完成度が上がる

やはりChatGPTは適当な言葉の意図を、かなり正確に言語化して処理してくれますね。他のAIと比べても優秀です。

「箸は面白い。犬専用の箸みたいに、全く役に立たなそうな面白さをもっと追求したい」

【ChatGPT】
その方向、かなりいいです。
「犬専用なのに、設計思想が完全にズレてる」と一気に面白くなります。
単なる小道具じゃなくて、**“無駄に工夫されてるのに全然意味がない”**がコアです。

「早食い防止と躾に一石二鳥みたいな考え、 どう?」

【ChatGPT】
その発想、かなり強いです。
というより「高級の言い訳」として完璧で、全部の無駄を“機能”に偽装できるのが美味しい。このアイデアのキモはこれです:
「問題(早食い)→ 正しい解決(ゆっくり食べる)
→ 手段が異常(箸・高級・AI・躾)」
つまり
“目的は正しい、手段が間違っている”

ChatGPTとの壁打ちの結果、犬専用のお箸という製品コンセプトが出来上がりました。
製品スペック
製品:犬専用のお箸
コピー:躾の一歩先へ
サブコピー : 自律的な咀嚼行動最適化

プロダクトがわかりやすく架空っぽく、かつ洒落が効いているので、こちらの製品を、AIを駆使して、どんどん具体化していきます。

デザイン開始

無意味な機能性を全面にアピールしたいので、情報が極力整理されたような、桐箱に入った高級塗り箸みたいな情緒的なデザインではなく、文字が多く機能性をアピールしたデザインにしたいと思います。

ラフデザインがこちらになります。

ブリスターにお箸が入っていて、その周りに製品名やコピー文が入るというデザインです。高級路線というよりも、機能性を重視した、乾電池のようなパッケージを考えてみました。

次はデザインに使用する画像を生成していきます。

2.画像の生成


犬は我慢強そうなイメージのあるジャーマンシェパードを採用。山盛りドッグフードで食欲を、静謐なイメージを象徴する水滴と波紋をそれぞれAdobe Fireflyにて生成しました。

AIモデルの進化もあって、必要な画像生成に要した時間は合わせて30分程度でした。

ラフに当て込んだ結果がこちら。

ラフ通りにデザインすると、製品が分かりにくかったので、犬の画像を大きく配置することにします。これによって犬専用製品であることが明確になったと思います。

ちょっと調整をしてデザインは完成。

3.3Dモデリング

今度はこのデザインを3Dモデルにしていきます!3D工程はAIと関係は無いのですが、製品をより具体的に見せたいので3D画像を作りたいと思います。

使用ソフトはBlender。大規模なプロジェクトでは立体画像を作ってプレゼンに臨むこともあります。場合に応じて3Dプリンターで出力して提案することもあります。実際に目の前にものがあると説得力が違いますからね。

紙台紙にブリスターが張り付いているシンプルな形状なので、簡単に形状を作って、ノードを組んでモデリングは完成。



先ほどのデザインを貼り付けてレンダリングした3D画像がこちら。
いかがでしょうか?全く役に立たなそうな機能性が伝わりますでしょうか?

体格に合わせて商品展開してみました。

5.まとめ

生成AIを使用すると格段にデザインのスピードが上がり、その分構想やリサーチに時間をかけられるようになり、プレゼンの厚みを増していけるようになったと感じます。

プロのカメラマンにはまだまだ敵いませんし、そのまま印刷できるか等のチェックは欠かせませんが、最近では画像生成時の破綻も少なくなってきており、最初に提案するラフデザインくらいなら採用できるクオリティです。

手作業からMacへとデザインの現場が変化したように、今度はMacからAIへと時代は変わりつつあります。常に柔軟な思考と高い専門性を持ってAIに負けないようなデザイナーになっていきたいと思います。

最先端というほどでもないですが、デザイナーが実際にどのように実務でAIを使用しているか、少しでもお見せできていたら幸いです。

デザイナーS.S.

※誤飲や思わぬ怪我の危険性がありますので、犬にお箸でご飯を食べさせるのはやめましょう。

おいしいパッケージデザインならYAOデザインへご相談ください