Column

凸凹CUBE

凸凹CUBE

折り紙建築×正六面体

学生時代、授業をきっかけに「凸凹CUBE」を制作することにのめり込み、色々と試行錯誤していく中で、切り線・折り線を入れて任意の角度に折り曲げ、建築物や記念碑を立体的に表現する切り紙の1種である「折り紙建築」の手法を取り入れることに行きつきました。

折り紙建築

卒業制作で1辺70mmの正六面体に限定し、凹凸の違いで60~70パターンの「凸凹CUBE」を作成し、乳白色のアクリルボードの上に等間隔で並べ、下からライティングする演出をしました。

紙立体

紙素材の他にエポキシ樹脂を固めて制作したスケルトンの立体や、銀蒸着したステンレス風の立体等、材質の違うものを1〜2個入れて展示しました。

紙立体

制作方法は立体生成用ソフトを使用せず、頭の中で凹凸のイメージを想像しイラストレーターで展開図を書き起こす手法です。実際に組み上がったものと想像していたものと違うことも多々ありましたが、頭の中のイメージを遥かに超えるクオリティの立体が出来た時の達成感は「凸凹CUBE」の醍醐味だと思います。

立体年賀状

年賀状デザイン

学生時代に制作していた立体をグラフィック表現として生かせないかと考え、干支をモチーフに「凸凹CUBE」を制作し、年賀状をデザインしていました。

オリジナルのドリップバッグ

YAOデザイン創業60周年記念 ドリップバッグデザイン

紙立体×幾何学模様

立体の表現の幅をさらに広げる為に、卒業後も模様やグラデーションを印刷して立体を組む等、制作活動を続けてきました。色々試した中でも幾何学模様が凹凸の形状と相性が1番良く、今回コラムのために新作を3つ制作しました。

紙立体作品

紙立体作品

紙立体作品

おわりに

自分の趣味・特技をアピールする絶好のチャンスとして、学生時代に没頭していた頃を思い出しながらコラムを書きました。お読みいただきありがとうございました。
チーフデザイナーH.K

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